ＷＥＢ版メールアカウント管理システム

クロスメールマネージャーとは？

以前大中のプロバイダが運用しておりました、バーチャルメールサーバ用のＷＥＢ版アカウント管理システムを安価で提供いたします。
あなたが管理しているバーチャルメールサーバのユーザ管理の負担を下げます。
グループ(ドメイン)ごとの管理者を作成でき、グループ管理者はグループ内のユーザの追加、削除、パスワード変更が自由に行えます。
また、転送設定も設定でき、メールを残したままの転送設定も行えます。
現在、Redhat Linux、Turbo Linux、Vine Linux の sendmail で動作確認済みです。
FreeBSD 及び Solaris8 はただいま移植中です。

特徴

・ブラウザによるメールアカウント管理
・グループ（ドメイン）ごとのグループ管理者の設定が可能
・メールアカウントのパスワード変更を上書きで変更が可能
（以前のパスワードの記憶はいりません。）
・最大４つまでのメール転送設定が可能
・サーバにメールを残しての転送設定が可能
・動作確認済み：Redhat Linux 7.0/7.1/7.2J、Vine Linux 2.1.5、Turbo Linux 6.x

仕組み

クロスメールマネージャは sendmail が持つ Virtusertable を利用します。sendmail ではバーチャルドメインメールサーバ毎に Virtusertable を作成できますがCrossmail は、この複数の Virtusertable ファイルと /etc/passwd パスワードファイル及びユーザごとの.forward 転送設定ファイルを管理します。

Crossmail は、登録するドメインごとにグループ(/etc/group)を作成し、そのグループ毎にユーザ管理を行います。グループ作成と同時にグループフォルダも作成されます。ユーザを追加するとその下にログインフォルダも自動生成されます。ひとつのグループに登録できるユーザ数は現在 999人までです。下記は、ドメイン crossweb を設定するときに /etc/passwd, /etc/group,/etc/mail/***.ut のサンプルです。

#/etc/passwd
maeda.crossweb:x:13001:13000::/usr/users/crossweb/maeda:/bin/bash
kuwano.crossweb:x:13002:13000::/usr/users/crossweb/kuwano:/bin/bash
manako.crossweb:x:13003:13000::/usr/users/crossweb/manako:/bin/bash

#/etc/group
e-joho:x:10000:
test:x:11000:
test-group:x:12000:
crossweb:x:13000:

#/etc/mail/crossweb.ut
[root@gamera /etc]# more /etc/mail/crossweb.ut
nakasima:maildrop nakasima.crossweb
nakasima.crossweb:maildrop nakasima.crossweb
maeda:maildrop maeda.crossweb
maeda.crossweb:maildrop maeda.crossweb
kuwano:maildrop kuwano.crossweb
kuwano.crossweb:maildrop kuwano.crossweb
manako:maildrop manako.crossweb
manako.crossweb:maildrop manako.crossweb

手順

クロスメールマネージャCrossMail が動作するにあたって次の設定が必要です。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうがここではその手順を説明します。

１．バーチャルドメインの設定：
ドメインネームサーバ(DNSサーバ)の BIND 設定について説明します。

２．Sendmailの Virtusertable の設定：
CFを用いての sendmail.cf 作成方法
MCを用いての sendmail.cf 作成方法

３．クロスメールマネージャ Crossmail のインストール

４．クロスメールマネージャ Crossmail 及び http.conf の設定